新道峠 その2


【2009年6月14日】
 気温が下がったので雲海を期待したが、雲は上空にあるだけだった。
左 右の湖を分断してオレンジ色に等間隔で並ぶ、河口湖大橋の灯りが綺麗だ。眼下の河口湖を縁取る町灯り、その向こうが富士吉田市の灯り、灯りに境目は無い。 そして、その向こうに御山がデ~ンと鎮座する。夢中で撮りまくった。雲が芸を披露し、月が空を飾る。この時期としては珍しい残雪に紅が射し、紅富士様まで 登場し、大興奮の撮影行。凄いな~!凄いぞ!新道峠。
 駐車場から5~6分で、この大パノラマが見える。
明るくなってから、ガサガサ・ハアハア言いながらお父さんが下りてきた。千葉の方だ、それから、また一人、今度は石川県の人で、共に夕べ出掛けて今朝到着との事で、思わず「遠方からご苦労様です」と言ってしまった。
 御山は、どうして高い所に上がるとトンガって見えるのだろう。
不思議だ。かの、葛飾北斎翁の作品「凱風快晴」は、まさにコレ新道峠から観た御山はトンガって観えた。ここまで1時間弱こんな環境に生まれた事に感謝である。